開発に至った経緯
ETC2.0は、走行プローブ、急挙動プローブを導入車両から取得することで、渋滞や、危険走行などのマクロレベルでの分析が期待される仕組みと言えます。
ETC2.0データを使った有意義な分析を可能にするには、大量のプローブデータのクレンジング・マップマッチング・経路解析などが必要であるため、
国から依頼により、生活道路における抜道走行の把握等ができるシステムの開発を依頼されました。
実現方法
ETC2.0の日々収集されるデータは全国で日々増大し続けているため、膨大な計算が可能になる仕組みづくりが必要不可欠です。
そのような仕組みを実現した上で、得られる走行及び挙動履歴から、必要な情報を地図アプリ上にレイヤーの形で表示します。
警察の事故情報と急挙動情報、時間における平均走行速度や30km/h以上走行割合・エリアや街路・交差点における集約表示・交差点や区間に対するモザイク図表示などを直感的に瞬時に切り替えて表示、確認可能な仕組みを実現しました。
ポイントと効果
弊社ではこのシステムの開発においてETC2.0からデータを変換、取込む機能とWebブラウザから利用可能なWebシステムの双方を担当しました。
ETC2.0のデータ量は非常に多く、また処理した結果としてシステムが表示に用いるデータもとても大きなものになるため、最先端の技術やアーキテクチャにマッチした低レベルプログラミングまで、あらゆる技術を駆使した高速化を追求しました。
システム開発導入
大量データ取り扱いシステムの高速化はいかがですか?
数年がかりでこのシステムに取り組んだ結果として数百万、数千万件レベルの地理オブジェクトの取り扱いについて弊社独自の知見を得ることが出来ました。
一度処理を開始したら、膨大な待ち時間を要するバッチシステム、データを表示しようとしたら数分も待たなくてはならないような重いGISソフト、などなど「速度がボトルネック」になっている既存システムに苦労していませんか?
膨大なデータ、ボトルネックになる計算処理、能力が生かし切れていないサーバーなど、うまく繋ぎ合わせればもっとずっと速くなるはずの処理、クリティカルなのに速くできないと決めつけてしまっている処理はありませんか?
弊社の高速化技術はいかがでしょう?
高機能Webアプリケーションはいかがですか?
弊社はソフトウェアハウスとしてではなく、コンサル会社としてのシステム開発を行っています。
コンサル視点にたったUIへの拘り、かゆいところに手が届く仕組みと、徹底的な高速化技術、また簡単に既存の開発を切り捨てて新しいコンセプトに沿うように方向修正ができる開発体制のフットワークの軽さにより、リッチなwebシステムの開発が実現可能になっています。
コンサルベースの開発になるため、お客様の要望やニーズから、お客様自身が気づいていない、問題の解決や機能の実現も行われることがあります。
コンサルによる事業改善の一環として、効率的なツールとして、システムを開発するというコンセプトのもと御社の業務改善にお力添えさせていただくのはいかがでしょうか?